外国人労働者や留学生にとって、日本で暮らす際にあると便利なのがクレジットカード。
日本でクレジットカードを取得するには、どのような条件があるのか、そもそも外国人は審査に通るのか不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
外国人の場合、日本人に比べて審査が厳しくなりますが、安定した収入があるなど条件をクリアすればクレジットカードを作ることは可能です。
そこで、この記事では、外国人がクレジットカードの審査で落ちる理由や作れる条件、おすすめのクレジットカードを調査しご紹介します。
外国人がクレジットカードの審査で落ちる理由や作れる条件は?
外国人がクレジットカードの審査で落ちる理由や、作れる条件についてご紹介します。
審査で落ちる理由
外国人が日本でクレジットカードを申し込む際には、日本での滞在期間、在留資格、収入、日本語の理解力などが審査基準となります。
ここでは、審査に落ちる主な理由について詳しく見ていきましょう。
■滞在期間が短い
3ヶ月未満の滞在の場合、審査が通りにくい場合があります。クレジットカードを申し込む際、在留カードや特別永住者証明書が必要です。
在留期間が1年以上ある場合は審査に通る可能性を高められますが、1年に満たない交換留学生などは審査に通りにくくなります。
■収入が不安定
外国人に限らず、クレジットカードの審査で重要視されるのが申込者の返済能力です。安定した収入を証明するために、給与明細や源泉徴収票といった証明書があると審査がスムーズになります。
■日本語能力が低い
契約内容を理解できない場合、審査に落ちる可能性があります。
■信用情報に問題がある
信用情報に金融事故の履歴がある場合、審査に落ちる可能性があります。
■同時に複数のカードを申し込んでいる
同時に複数のカードを申し込むと、「お金に困っている」と判断され審査に通らないことがあります。
クレジットカードに申し込む際、審査に不安がある場合は、クレジットカード会社に事前に相談してみるのもおすすめです。
審査に落ちてしまった場合は、デビットカードを検討するのも方法の一つです。
デビットカードには、VisaやMastercard、JCBなどの国際ブランドがあり、これらの加盟店であればクレジットカードと同じ方法で決済が可能になります。
クレジットカードを作れる条件
続いて、外国人がクレジットカードを作れる条件についてご紹介します。
■滞在期間が3ヶ月以上ある
外国人がクレジットカードを作る際、日本での滞在期間が3ヵ月以上あることを証明できる在留カード、または特別永住者証明書が必須です。
高校生を除く在留カードを持っている18歳以上の人で、短期留学のように日本での滞在期間が3か月未満の場合はクレジットカードは作れません。
■日本国内に住所がある
日本国内に住所があることも、外国人がクレジットカードを作成する際に重要です。
■国内の金融機関で口座を開設している
クレジットカードの利用代金の引き落とし先となる、日本国内の金融機関に口座開設をする必要があります。
■安定した収入がある
本人または配偶者に、安定した収入があることが条件です。クレジットカードによっては、パートやアルバイトでも定期的に収入があれば作成できます。
■連絡が取れる携帯電話もしくは固定電話を所有している
クレジットカードを作る際に連絡が取れることが条件となるのは、外国人だけでなく日本人も同じです。
■規約内容を理解する日本語力がある
申し込みの際には、日本語で記入する必要があるため、日本語を書く能力はもちろん、規約内容を理解して同意できる日本語力も求められます。
外国人が日本でクレジットカードを作成する場合、外国人でも審査に通りやすいクレジットカードを選ぶと良いかもしれません。
外国人におすすめのクレジットカードは?
外国人におすすめのクレジットカードをいくつかご紹介します。
ライフカード
年会費 :永年無料
国際ブランド :Visa、Mastercard、JCB
ポイント還元率:0.5%
発行日数 :最短2営業日
申込条件 :日本国内に住む18歳以上で、電話連絡が可能な人
年会費が無料で、学生専用カードは外国人も申し込みやすいカードです。
1年間はポイント1.5倍、誕生月はポイントが3倍になります。
JCBカードW
年会費 :永年無料
国際ブランド :Mastercard
ポイント還元率:1.0%~10.5%
発行日数 :ナンバーレス/最短5分でカード番号発行、番号あり/約1週間
申込条件 :18歳以上39歳以下の本人または配偶者に安定継続収入のある人。高校生を除く18歳以上39歳以下の学生。
国内や海外のどこで利用してもポイントがいつでも2倍(還元率1.0%)、Amazonやセブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でも高い還元率を享受できます。
18歳〜39歳までを入会対象としていますが、該当の年齢を過ぎた後も引き続き保有できます。
ACマスターカード
年会費 :永年無料
国際ブランド :Mastercard
ポイント還元率:0.25%
発行日数 :最短即日
申込条件 :安定した収入を有する人
毎月の利用金額から0.25%が自動でキャッシュバック。支払いは、ATMやパソコン・スマホ、引き落としなど自由に選べます。
Oliveフレキシブルペイ
年会費 :永年無料 ※一般ランクのみ
国際ブランド :Visa
ポイント還元率:0.5%~20%
発行日数 :最短3営業日
申込条件 :日本国内在住の個人。満18歳以上(高校生除く)
クレジット機能・デビットカード機能・ポイント払い機能・キャッシュカード機能・支払いモード追加機能がすべてアプリ上で対応でき、複数のカードを持ち歩く必要がありません。
モビット VISA-W
年会費 :永年無料
国際ブランド :Visa
ポイント還元率:0.5%
発行日数 :最短5営業日
申込条件 :年齢満20歳〜74歳の安定した定期収入のある方(基準を満たす方)
Vポイントカードを一緒に出すと、2つのカードでポイントが貯まります。Apple Pay、Google Pay、iDにも対応しているのでスマホ支払いも可能です。
楽天カード
年会費 :無料
国際ブランド :Visa、Mastercard、JCB、American Express
ポイント還元率:1.0%
発行日数 :1週間から10日程度
申込条件 :楽天会員に登録済みであること。安定した収入のある本人または配偶者、18歳以上の人。
審査に通りやすいカードで、楽天市場での利用でポイントが最大3倍となり、街中の加盟店でも1ポイントを1円として使用可能。楽天市場をよく利用する人におすすめのカードです。
ポイント還元率は常に1%以上
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三井住友カード(NL)
年会費 :無料
国際ブランド :Visa、Mastercard
ポイント還元率:0.5%
発行日数 :最短10秒
申込条件 :18歳以上(高校生不可)
ナンバーレスでセキュリティの高いクレジットカードです。200円利用ごとにVポイントが1ポイント貯まります。各種電子マネー・Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済などで簡単かつ便利に支払いができるのも魅力です。
Nexus Global カード
年会費 :2,200円(初年度無料)
国際ブランド :Mastercard
ポイント還元率:-
発行日数 :審査承認後、約2週間程度
申込条件 :18歳以上
Nexus Global Cardは、日本在住の外国人限定カードです。アプリケーションをスムーズに進めるために、複数の言語でサポートを提供しています。また、デポジットがクレジット限度額と等しい新しいタイプのカードです。
外国人におすすめのクレジットカードをいくつかご紹介しました。最後に、クレジットカードを選ぶ際のポイントをご紹介します。
➀デポジット型クレジットカード
発行時に保証金を預け入れてその範囲内で支払いができるクレジットカード。保証金を先に預け入れているため審査難易度が低く、外国人で審査が不安な人におすすめです。
➁多言語対応可能なクレジットカード
日本語に自信がない外国人は、Nexus Global Cardのように多言語サポートがある在留外国人専用のクレジットカードが良いでしょう。
➂タッチ決済ができるクレジットカード
交通機関の利用が多いなら、タッチ決済ができるクレジットカードがおすすめ。電子決済に対応した路線ならクレジットカードで交通機関を利用できるため、外国人にとって切符を買う必要がないことは大きなメリットです。
殆んどのクレジットカードが電子マネーに対応しているので、自分の用途に合ったカードを選びましょう。
まとめ
外国人が日本でクレジットカードを作るには、日本での滞在期間が3ヵ月以上であることを証明できる在留カードや特別永住者証明書が必要です。
また、本人名義の携帯電話や固定電話があり、日本の金融機関の口座を持っていることなど、審査の条件があります。
自分に合ったクレジットカードを選ぶことで、日本での生活がさらに便利で豊かになるでしょう。
ということで、外国人がクレジットカードの審査で落ちる理由や作れる条件、おすすめのクレジットカードを調査しご紹介しました。